白山診療班は昭和28年に発足し、標高2450ｍの白山室堂で診療活動を行ってきました。診療班員は毎年7月20日頃から8月31日まで、室堂の診療所に滞在しています。診療班員は医師と金沢大学医学類の学生で構成されており、診療は医師中心ですが学生も出来る範囲のお手伝いをしています。

私は診療班に携って4年目ですが、自身の成長に繋がる貴重な経験をたくさん積むことができました。低学年の頃から、実際に患者さんに接して問診をし、所見をとるというのは普段の生活で中々できないことです。また、元気になった患者さんの姿を見たり、患者さんからありがとうと声を掛けていただくと非常に嬉しくなります。来年はもっと成長してまた室堂に登ろう、そのために勉強を頑張ろう、毎年下山の度にそう思います。

私達診療班員は、登山客の皆様が元気に登って元気に下りられることを1番に願っています。しかし、万が一体調を崩してしまったり怪我をしてしまった時はお気軽に診療所を訪ねてください。山で体を壊してしまった不安を少しでも和らげ、元気に下山するお手伝いができれば幸いです。

最後に、私達と一緒に活動してくださる医師の方、金沢大学医学類の学生を募集しています。ご興味がありましたら是非ご連絡ください。

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