白山診療班前代表の医学類5年村中です。
早いもので、今年も残すところ、あとわずかとなりました。めっきり冷え込む時期となりましたが、診療班の皆さまにおかれましては、つつがなくお過ごしでしょうか?
拙文で恐縮ですが、今年の振り返りと年末のご挨拶をさせて頂きます。
昨年の今ごろを思い返すと、コロナ禍で中止されていた病院での実習を、様々な制限を設けつつ恐る恐る再開し始めた頃合いでした。学業と関係のない課外活動はまだ禁止されており、代表には就いていたもののほとんど実態のある活動は出来ず、翌年の夏山についても「なるようになる」としか思っていませんでした。
今年の4月に入ってもコロナ禍は落ち着かず、対面での課外活動の再開許可は大学から下りていませんでしたが、3年連続で診療班の夏山活動を止めてしまうと来年以降の再開は更に難しくなるため、「今年こそはやるぞ」と見切り発車で関係各所とのやり取りを開始しました。下級生の対面授業ですらようやく再開され始めた頃であり、課外活動が再開できるとは思えない、と消極的な声もあった中で、多少強引ではあったけれども振り返ってみるとファインプレーだったと思います。
5月6月はとにかく白山診療班再開の雰囲気を作るために、実習の合間を縫ってOBや学生や観光協会に文章を出したり盛んにやり取りしたりとかなり忙しくしていました。もちろん代表が口先であれこれ言うだけではこんな大きな事業が動くはずはなく、副代表・通信係の上田君、会計・車係の魚谷君、日程係の永原君はじめ、役職持ちがそれぞれ担当の仕事をきっちりやってくれたおかげで、何百人もの関係者と予定を調整して夏山の実施が現実的な形になっていきました。SDは夏山に参加することは出来ないのに、見返りもない中で一所懸命にやってくれた彼らに頭が上がりません。
SDが対面課外活動をできない中で、新歓登山を企画・引率してくれた川合さん(次期代表)はじめ、CBT前なのに運営を手伝ってくれた後輩の皆さんの協力にも大いに助けられました。この場を借りて感謝申し上げます。
7月8月の夏山本番は、後半に室堂でクラスターが発生して中止になるなど波乱含みでしたが、もともと入山を予定していた班員の半数以上が入山し、診療班を経験出来たことが一番の成果だと思います。
以上が、3年ぶりに再開した夏山のおおよその振り返りになります。他にも取り上げられなかった細かい出来事や仕事があり、逆に今年実施できなかったイベントも多々あって、それらに言及出来ず恐縮です。
末筆ではございますが、これをお読みの皆さまにおかれましては、師走の忙しさと寒さがございますが、どうかご自愛のほど、素敵なお年をお迎えください。